つわりの始まり

妊娠(にんしん)すると、大半(たいはん)の妊婦(にんぷ)さんにつわりの症状(しょうじょう)がでます。月経(げっけい)が遅れ(おくれ)たりすると、「妊娠(にんしん)したかも・・・」と気づき始める(きづきはじめる)と思い(とおもい)ます。ちょうどそのころに、吐き気(はきけ)を伴う(ともなう)などのつわりが始まり(はじまり)ます。つわりの症状(しょうじょう)はさまざまです。吐き(はき)つわり、食べ(たべ)つわり、眠り(ねむり)つわり・・・などなど人によって(ひとによって)程度(ていど)も異なり(ことなり)ます。また、1人目(にんめ)を妊娠(にんしん)したときと、2人目(にんめ)を妊娠(にんしん)したときでも症状(しょうじょう)は異なり(ことなり)ます。一般的(いっぱんてき)には、つわりは妊娠(にんしん)4〜6週(しゅう)くらいに始まり(はじまり)ます。そして、胎盤(たいばん)が完成(かんせい)するといわれている、妊娠(にんしん)12〜16週(しゅう)くらいには落ち着く(おちつく)といわれています。そして、1番(ばん)つらい時期(じき)は妊娠(にんしん)7〜9週(しゅう)の時期(じき)だといわれています。このつわりの原因(げんいん)はまだ解明さ(ときあかさ)れてはいません。有力(ゆうりょく)な説(せつ)は、妊娠(にんしん)すると、子宮(しきゅう)の中(なか)にできる絨毛(じゅうもう)からhCGというホルモンが大量(たいりょう)に分泌(ぶんぴつ)されます。このホルモンは妊娠(にんしん)と同時に(どうじに)急激(きゅうげき)に増加(ぞうか)します。そして、妊娠(にんしん)10週(しゅう)にピークをむかえ、12〜16週(しゅう)に落ち着く(おちつく)ようです。このホルモンがどうもつわりにかかわっているようです。また、ひとは、外部(がいぶ)からの異物(いぶつ)にアレルギー反応(はんのう)や、拒絶(きょぜつ)反応(はんのう)を示し(しめし)ます。妊娠(にんしん)も、母体(ぼたい)が胎児(たいじ)を異物(いぶつ)と判断(はんだん)して、アレルギー反応(はんのう)をおこしていて、その反応(はんのう)がつわりではないかともいわれています。また、つわりには、環境(かんきょう)も大きく(おおきく)かかわります。実家(じっか)に帰っ(かえっ)たり、仲(なか)のよい友達(ともだち)とおしゃべりをしたりするなど、居心地(いごこち)のよい環境(かんきょう)を作り(つくり)ましょう。つわりは、始まり(はじまり)があるのだから、終わり(おわり)は必ず(かならず)あります。無理(むり)せず、ストレスをうまく発散(はっさん)して乗り越え(のりこえ)ましょう。

つわり

妊娠すると、大半の妊婦さんにつわりの症状がでます。

つわり